【実施報告】保育士さん、調理師さんへのコーチング研修が終わりました

昨年度に引き続き、保育園に勤務する保育士さん、調理師さんを対象としたコーチング研修が終了しました。
研修の声をかけていただいたのは、公益財団法人武蔵野市子ども協会様です。
今年は主査職、主任職の4名の方々が対象でした。
6月の終わり頃から11月末まで、おおむね月に一度の 1 on 1 コーチングをそれぞれ5回実施して、12月の報告会にて得たことや今後のチャレンジを報告し合うものです。
コーチング研修なんて、ましてや 1 on 1 での研修なんて初めての方ばかりですので、初回は「一体どんな研修なのだろう…」と、みなさん不安そうな表情でいらっしゃいます。
この研修は正解探しをするものではないこと。自分の言葉を持ち、考えを持ち、それを仕事の中でのチームづくりやリーダーシップに活かしていけるようになることが目標です、とお伝えしても、はじめはやっぱり「???」からのスタートとなります。
それでも、「あなたにとっての仕事の魅力はなんですか?」など、シンプルな問いから大切にしている価値観を探り、言葉にしていくことで、一人ひとりの目に力が宿ってきます。
保育園で働くということ。子どもたちの人生に深く関わっていること。家族の子育てに貢献していること…。
みなさん、それぞれにプライドを持って仕事に取り組んでいることが、こちらにも伝わってきました。
最後の報告会では、
「改めて自分の大切にしていることを考える貴重な時間だった」
「言葉にすることで、自分がそこまで大切にしていたんだって驚いた。自分自身を知ることができた」
「園として考えるなど、視野を広げることの大切さに気がついた」
など、自分を知って自分を活かす、そして仲間を活かすためのヒントを掴んでいただくことができました。
「私はこの瞬間が好きで仕事をしているんだよね」と表現することができたり、
「私はここが好きなんだけど、あなたの好きはどんなところ?」と聞くことができたり、
「ここは園として、やっぱりやるべきだと思う」と一段高い視点から意見を言えるようになったり。
人間味があって頼りになる。
そんなリーダーが増えてくると、保育園が一層安心して子どもを預けられる場所へとなっていきますね。